Last Updated on 2023年6月02日 by ワードプレスの学校 学長 柳内郁文
「URLをデザインする」
聞き慣れない言葉だと思いますが、解説していきたいと思います。
URLが重要な理由
上記の例を見ていただいて分かる通り、検索したキーワードとその結果が合致していることがひと目で分かります(上記画像参照)。
マッチしていないとしてもURLを見ることで「何のページなのか?」がユーザーに識別させることができるので無駄なクリックを減らすことができます。
無駄なクリックを増やすことは、離脱も増やすことになりマイナス評価になります。
つまり、URLをデザインすることはSEOの設定の一部と考えるべきです。
どのようにデザインするか?
では、どのようにデザインするのが最適なのか?解説していきたいと思います。
(1)短い
URLが長いとSNSシェアする際に煩わしくなります。
短いURLで的を得た内容にする必要があります。
特に日本語の場合、文字化けすることで長くなりますので注意が必要です。
また、1024文字を超えるとクローリングされない場合もありますので、注意が必要です。
(2)コンテンツと合致
当然のことですが、コンテンツと合致していなければクリックされても離脱の原因となります。
コンテンツと合致させることでユーザーだけでなく、検索エンジンにもページに含まれている情報を提供することができます。
そのためにも効率の良いURLを提供する必要があります。
(3)適当な情報量
たとえば、語尾まで載せないことにより相手に正しく意図が伝わらず、「ツリ」になってしまうことがあります。
検索したユーザーのヒントになるようなキーワードをURLに反映させる必要があります。
具体的には?
具体的には、以下を念頭に置くと良いと思います。
(4)ハイフンを使う
newsarchivesではなく、news-archivesとすることでURLがスッキリします。
(5)拡張子は気にしない
phpやhtmlといった拡張子は気にしなくても構いません。
ただし、pdfはクリックされにくい傾向があります。
(6)ポストIDは使わない
ワードプレスのパーマリンク設定でポストIDは効果的ではありません。
おススメいたしません。
(7)ページ番号は数字を使う
ページ番号は(/page-1/)のように数字を使うことをグーグルは推奨しています。
(8)今後変わる要素を含めない
たとえば、「2023年最新版 ○○について」といった内容の記事の場合で、なおかつ2024年に書き換える可能性があれば、URLに2023を含めないのが適切です。
日付を入れるべきか?
ワードプレスのパーマリンク設定で日付を選ぶことができます(下画像)。
URLが長くなり好まれない印象がありますが、ニュースなどの最新性をアピールするには必要な設定になります。
ただ、この場合は記事を書き換えるのではなく、新しく記事を作成し、古い記事からリダイレクトさせる必要があります。
NG設定
似た要素を持つURLの設定はユーザーに誤解を与える可能性があります。
たとえば、以下が挙げられます。
http とhttps
https://example.com と https://example.com/index.html
/news/ と /NEWS/
/news と /news/
まとめ
冒頭でも申し上げた通り、URLをデザインすることはSEOの設定の一部と考える必要があります。
また、タイトルやディスクリプションといった後から変更可能なものではないので、公開する時点で慎重に検討して決定しなければなりません。